債務整理後にクレジットカードってすぐに作成できるの?
債務整理の手続きには様々な方法がありますが、
債務整理後すぐにクレジットカードを作成したい場合は可能なのでしょうか。
債務整理の手続きの種類と債務整理後の審査の仕組みについて検証して、可能なのかを述べていきます。
債務整理の手続きの方法
債務整理の手続きには任意整理や自己破産が良く知られていますが、他にも特定調停や個人再生などもあります。
任意整理
任意整理は、司法書士や弁護士などが債務者の代理人になって債務者と交渉します。
債務を減らしたり、分割して返済しやすくすることを要求するのですが、近頃はグレーゾーン金利の過払い金を取り戻す手続きも一緒に行います。
自己破産
自己破産は、借り入れている債務を全て免除してもらう手続きになります。
返済が不能な状況にあることを裁判所で認定されると債務が免除され借金を返済する義務がなくなります。
しかし、資産を所有しているときはその資産を没収されます。
個人再生
個人再生は、債務を減らしてもらってから、残った債務を三年の期間で返していく方法になります。
持ち家などの資産を所有したまま債務を整理できます。
特定調停
特定調停は、債務者と債権者の間に調停委員を立てて裁判所で交渉を行います。
任意整理とは違って債務者自身の主張ができますが、法律的な知識や充分な準備が必要になります。
個人信用情報機関
クレジットカード作成の申し出があると、信販会社は申し込む人の信用情報機関のデータを調べます。
信用情報機関には、全国銀行個人信用情報センターという、銀行系の取引のトラブルについての情報などが残されている信用情報機関だけでなく、株式会社日本信用情報センターという、消費者金融系の取引のトラブルについての情報などが残されている信用情報機関もあります。
信販会社系の取引のトラブルについての情報などが残されている信用情報機関は株式会社シー・アイ・シーといいます。
どの債務整理の手続きを受けたのかにより、個人信用情報に残される期間は違ってきます。
そして、信用情報機関により残される期間が違ってきます。
クレジットカードが作れるかどうかについて
個人信用情報に債務整理の手続きを受けたという情報が残されているときは審査に通過することが困難になります。
幾つかある信用情報機関によって、情報を残しておく期間をそれぞれ定めています。
個人再生や自己破産の手続きを受けた情報についてはおよそ七年から十年ぐらいは残っている場合が一般的です。
つまり債務整理後にクレジットを作るにはそれだけの期間待つ必要が生じることになります。
債務整理問題は、先延ばしていては解決できません。
逆に放置していると、事態は悪くなるばかりです。
債務整理問題は、一人では解決できないことが多いです。
そのため債務整理問題に実績のある弁護士や司法書士の先生にすぐに相談するのが賢明です。
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